結論から: 「企業分析→提案書作成」を一つのツールで一気通貫にやりたい場合、Gamma・SmartSlide・Microsoft 365 Copilotはいずれも「資料をきれいに作る」ことには強い一方、商談相手の経営課題を自動でリサーチする機能は主要機能として確認できませんでした。商談準備AI(Uravation)は会社名入力から分析スライドを自動生成する点でリサーチ寄りの近い立ち位置です。会社名の入力だけで経営課題のリサーチから提案書のたたき台までをつなげたい場合は、ZEROSYSリサーチのような「リサーチ+提案書生成」に特化したツールが候補になります。

企業分析×提案書AIツール早見表【No.1〜5】

ツール名のアルファベット順(No.1〜5)で並べた早見表です。並び順は品質やおすすめ順ではありません。詳しい機能・出典は本文の比較表・各社解説で確認してください。

No.ツール名料金(確認できる範囲)特徴(一言)
No.1Gamma無料プランあり(初回400クレジット)、有料は月額10〜20ドル程度(専門メディア情報ベース)スライド・ドキュメント生成に強み。商談相手企業を自動リサーチする機能は確認できず
No.2Microsoft 365 CopilotCopilot Chatは対象プラン内で追加料金なし。本体は¥4,497/ユーザー・月(年払い)Word・PowerPoint上でAIが下書き生成。商談相手企業に特化したリサーチ機能ではない
No.3SmartSlide非公開・要問い合わせ自社の過去提案資料をAIが分析するナレッジ活用型。外部企業の自動リサーチ機能は確認できず
No.4商談準備AI(株式会社Uravation)無料(PoCデモ版、1時間10回まで)。本番版の料金は公式サイトに「調整中」と記載会社名入力だけで有報・IR・ニュース等を横断リサーチし、分析スライド(PDF/PPTX、約10分)を自動生成
No.5ZEROSYSリサーチ(自社)1社無料、追加は980円〜会社名を入力するだけで経営課題・提案の切り口を自動整理し、そのまま提案書としてPDF出力

「企業分析 提案書 AI」で検索する人が探しているもの

「商談相手の会社を分析して、そのまま提案書の形にしたい」「GammaやCopilotで提案書は作れるが、経営課題のリサーチは自分でやる必要がある」——このクエリで検索する方の多くは、資料のデザインツールではなく、リサーチと資料作成の両方を短縮したいというニーズを持っています。この記事では、AIでの提案書作成に使われる代表的なツールを、「企業分析(リサーチ)機能があるか」「そのまま提案書の形にできるか」の2軸で比較しました。

商談前リサーチツール全般との比較は商談前リサーチツール比較|7サービスの料金・機能を解説【2026年版】、ROIを数字で語る提案書の作り方は提案書の作り方|ROIを数字で語るテンプレと計算式で解説しています。

企業分析×提案書作成ツール比較【2026年版】

各社公式サイトで確認できた情報を中心にまとめました。Gammaは公式サイトの料金ページが本文執筆時点で直接確認できなかったため、専門メディアの解説記事を参照した旨を注記しています。

ツール名提供会社企業分析(リサーチ)機能提案書としての出力料金
GammaGamma (Gamma Software, Inc.)専用の企業リサーチ機能は確認できず(プロンプトに情報を入力する形で利用者側の入力が必要)スライド・ドキュメント・Webページ形式でAIが生成。デザイン品質に強み無料プランあり(初回400クレジット付与)。有料プランは月額10〜20ドル程度、年払いで割引(専門メディア解説記事ベース、2026年7月時点)
SmartSlide株式会社スマートスライド過去の自社提案資料をAIが分析・検索する「ナレッジ活用」が中心。外部の商談相手企業を自動リサーチする機能は公式サイトで確認できず過去の勝ちパターンをもとに「最適なスライド」を自動出力。人による資料作成代行サービス「SmartSlide AI Works」も提供非公開・要問い合わせ(公式サイトに一覧料金の記載なし)
Microsoft 365 CopilotMicrosoftWeb上の情報を参照するAIチャット機能はあるが、商談相手企業に特化したリサーチ機能ではないWord・PowerPoint内でAIが下書き生成。Office業務全体との統合が中心Copilot Chatは対象プランで追加料金なし。Microsoft 365 Copilot本体は¥4,497/ユーザー・月(年払い、2026年7月時点)
商談準備AI株式会社Uravation会社名を入力するだけで有価証券報告書・公式IR・公開ニュース・コーポレートサイト等を横断リサーチし、企業分析スライドを自動生成(各スライドに出典URL付き)PDF・PowerPoint(PPTX)形式で8枚前後の分析スライドを出力。登録・ログイン不要無料(PoCデモ版、1時間10回まで)。本番版の料金は公式サイトに「調整中」と記載(2026年9月時点)
ZEROSYSリサーチ(自社)株式会社アイウィル会社名を入力するだけで公式サイト・ニュース・決算/IR情報・求人情報・口コミなどを横断調査し、経営課題・提案の切り口を自動整理リサーチ結果をそのまま提案書としてPDF出力(テンプレート編集は非対応。デザイン加工が必要な場合は別途PowerPoint等への転記を想定)1社無料でお試し可能(追加は980円〜)

それぞれの詳細は次の見出し以降で補足します。ZEROSYSリサーチの詳細も公式サイトでご確認いただけます。

商談前リサーチ、会社名だけで10分

会社名を入れるだけで、経営課題・提案システム・ROI・想定反論まで出典付きでAIが自動リサーチします。

1社無料でお試しする

選び方の軸|「資料をきれいに作りたい」か「リサーチから短縮したい」か

4つのツールは同じ「提案書AI」というくくりで語られがちですが、実際に解決している課題は異なります。

デザイン性の高いスライドを短時間で作りたい

すでにリサーチ・構成案は自分で用意できていて、あとは見た目の良いスライドに仕上げたいという場合は、Gammaのような生成AIプレゼンテーションツールが向いています。ただし商談相手企業の経営課題を自動で調べる機能ではないため、リサーチ自体は別途行う必要があります。

社内の過去の勝ちパターンを資料作成に活かしたい

自社に蓄積された過去の提案資料・受注パターンをナレッジとして活用したい場合は、SmartSlideのような社内ナレッジ活用型が候補になります。人による資料作成代行と組み合わせられる点も特徴ですが、料金は個別見積もりが中心です。

Word・PowerPointなど普段の業務ツールの延長で使いたい

普段からMicrosoft 365を使っており、資料作成もメール対応や議事録作成と地続きで済ませたい場合は、Microsoft 365 Copilotが選択肢になります。ただし商談相手企業に特化したリサーチ機能ではなく、Web検索ベースのAIチャットという位置づけです。

会社名を入れるだけで、リサーチから提案書のたたき台まで一気通貫にしたい

「まず経営課題を調べる」「次に提案の切り口を考える」「最後に資料の形にする」という3工程を、会社名の入力1回で済ませたい場合は、ZEROSYSリサーチのようにリサーチと提案書生成を一体で行うツールが候補になります。生成される提案書はテキストベースのPDFで、デザイン性の高い資料に仕上げたい場合はGamma等への転記・整形を組み合わせる使い方も考えられます。

会社名の入力だけで分析スライドを自動生成したい(PoC段階のツールも試したい)

商談準備AI(株式会社Uravation)は、会社名を入力するだけで有報・IR・公開ニュース等を横断リサーチし、出典URL付きの分析スライドをPDF/PowerPointで自動生成する点でZEROSYSリサーチに近い立ち位置です。現時点では無料のPoCデモ版(1時間10回まで)として提供されており、本番版の料金は公式サイトに「調整中」と記載されています。まず無料で試してみたい場合の選択肢の一つになります。

各ツールの特徴(一次情報ベース)

Gamma

プロンプトやアウトラインからスライド・ドキュメント・Webページ形式の資料を自動生成するAIツールです。無料プランでは初回に400クレジットが付与され、1プロンプトあたり最大10枚まで生成できます。有料プランはPlus・Pro・Ultra・Teamなどが用意され、月額10〜20ドル程度とされています(公式サイトの一覧料金ページは本文執筆時点で直接確認できなかったため、専門メディアの解説記事を参照。出典)。商談相手企業を自動でリサーチする機能は確認できず、情報の入力は利用者側で行う必要があります。

SmartSlide

株式会社スマートスライドが提供する、提案営業に特化したプラットフォームです。自社に蓄積された過去の提案資料をAIが分析・検索し、案件に合わせた最適なスライドを提示する「ナレッジ活用」が中心機能です。プロのスタッフが仕上げをチェックする資料作成代行サービス「SmartSlide AI Works」も提供しています(出典)。料金は公式サイトに一覧の記載がなく、要問い合わせです。商談相手企業を自動でリサーチする機能は公式サイトで確認できた範囲では見当たりませんでした。

Microsoft 365 Copilot

Word・Excel・PowerPoint・Teams・Outlookなど普段の業務アプリ内でAIが下書き作成やデータ分析を支援するサービスです。対象のMicrosoft 365プランではCopilot Chatを追加料金なしで利用でき、Work IQ機能やカスタムエージェント作成などフル機能を使えるMicrosoft 365 Copilot本体は¥4,497/ユーザー・月(年払い、2026年7月時点)です(出典)。Web上の情報を参照するAIチャット機能はありますが、商談相手企業の経営課題を自動整理する専用機能ではありません。

商談準備AI(株式会社Uravation)

会社名を入力するだけで、AIが有価証券報告書・公式IR・公開ニュース・コーポレートサイト等の公開情報を横断リサーチし、企業分析スライドを自動生成するサービスです。会社名入力(約10秒)→AIリサーチ(約3分)→スライドダウンロード(約7分)の合計約10分、8枚前後の分析スライドをPDF・PowerPoint(PPTX)形式で出力し、各スライドに出典URLが付きます。登録・ログインは不要で、1時間あたり10回まで利用できます(出典)。2026年9月時点では無料のPoCデモ版として提供されており、本番版の料金は公式サイトに「調整中」と記載されています。

ZEROSYSリサーチ(自社サービス)

会社名を入力するだけで、公式サイト・ニュース・決算/IR情報・求人情報・口コミなど複数の公開情報源を横断調査し、経営課題・提案の切り口・ROIの目安・想定反論までを出典付きで整理します。整理した内容はそのまま提案書としてPDF出力でき、1社無料でお試しいただけ、追加は980円〜でご利用いただけます。デザイン性の高いスライドへの仕上げは非対応のため、見た目を整えたい場合はGamma等への転記と組み合わせる使い方も想定されます。詳細はZEROSYSリサーチの公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Gammaで商談相手企業のリサーチもできますか

Gamma自体に商談相手企業を自動調査する専用機能は確認できませんでした。リサーチ結果や構成案を自分で用意し、それをプロンプトとして入力してスライド化する使い方が中心です。

SmartSlideとZEROSYSリサーチの違いは何ですか

SmartSlideは自社の過去の提案資料を活用して資料の質を高めるツールで、社内ナレッジの再利用が中心です。ZEROSYSリサーチは商談相手企業を起点に、経営課題のリサーチから提案書のたたき台までを1回の入力で行う点が異なります。

Microsoft 365 Copilotだけで提案書作成は完結しますか

Word・PowerPoint上での下書き作成やCopilot Chatによる壁打ちは可能ですが、商談相手企業の経営課題を自動でリサーチする専用機能ではないため、リサーチ自体は別途行うか、専用ツールと併用するのが現実的です。

無料で試せるツールはありますか

Gammaは無料プラン(初回400クレジット、1プロンプト最大10枚)があります。Microsoft 365 CopilotはCopilot Chat部分が対象プランで追加料金なしです。SmartSlideは公式サイトに無料プランの記載はなく要問い合わせです。ZEROSYSリサーチは1社無料でお試しいただけます。

会社名を入力してから提案書ができるまで何分かかりますか

ZEROSYSリサーチは通常10〜15分程度で、経営課題・提案の切り口・ROI目安・想定反論を整理した提案書としてPDF出力します(案件の複雑さによって変動するため、目安としての時間です)。数十秒〜数分で要約を返すAIチャット型のリサーチツールと比べると即時性では劣りますが、これは公式サイト・ニュース・決算/IR情報・求人情報・口コミなど複数の公開情報源を実際に横断調査し、記載内容を「事実」「推測」「営業担当者由来の一次情報」に区別したうえで出典付きに整理しているためです。まず概要だけ数秒〜数十秒で把握したい場合は、汎用AIチャットで簡易調査したうえでZEROSYSリサーチの無料お試しを併用する使い方も選択肢になります。

Gamma・SmartSlide・Copilotのどれかは商談相手企業を自動でリサーチしてくれますか

いいえ。今回公式サイトで確認できた範囲では、Gamma・SmartSlide・Microsoft 365 Copilotのいずれも、商談相手企業を自動で調査する機能は主要機能として記載されていませんでした。3ツールとも「資料を作る・整える」ことが中心で、企業分析そのものは利用者が別途行うか、情報を用意してから入力する形です。会社名の入力だけで経営課題のリサーチまで自動で行いたい場合は、商談準備AI(Uravation)やZEROSYSリサーチのような企業リサーチに特化したツールが候補になります。

商談準備AI(Uravation)とZEROSYSリサーチの違いは何ですか

いずれも会社名の入力だけで企業分析を自動化する点は共通していますが、出力の形と利用段階が異なります。商談準備AIは有報・IR・ニュース等から分析スライド(PDF/PPTX、約10分)を生成する、現時点では無料のPoCデモ版です。ZEROSYSリサーチは経営課題・提案の切り口・ROI目安・想定反論までを整理した提案書(PDF、通常10〜15分)を生成し、1社無料でお試し後は980円〜の有料利用となります。どちらも実際に試してから、自社の商談準備フローに合う方をご確認いただくことをおすすめします。

まとめ

企業分析と提案書作成を掛け合わせたAIツールは、「資料のデザイン生成に強いもの(Gamma)」「社内ナレッジの再利用に強いもの(SmartSlide)」「Office業務全体との統合に強いもの(Microsoft 365 Copilot)」に大きく分かれ、いずれも商談相手企業を自動でリサーチする専用機能は主要機能として確認できませんでした。会社名の入力だけで分析スライドを自動生成する商談準備AI(Uravation、現在は無料のPoCデモ版)も選択肢の一つです。会社名の入力だけで経営課題のリサーチから提案書のたたき台までを一気通貫にしたい場合は、ZEROSYSリサーチのようなリサーチ特化型ツールを起点にし、必要に応じてGamma等でデザインを整える組み合わせが実務的な選択肢になります。